発育期の子どもに起こりやすいと言われているかかとの痛み。
できるだけ足を使わずに安静にしているのが良いとはわかっていても、日常生活で「歩かない」というワケにもいかず…。
この記事では、シーバー病と診断された息子のかかと痛を軽減するために実際に使ってみて効果があったヒールパッド・ヒールサポーター・インソールについてご紹介します。
子供のかかとの痛みの原因は?
激しく運動をした日の夜に「足が痛い」「かかとが痛い」ということが何度か続いていた小学生の息子。
ただ、翌朝になるとだいたい痛みが消えていたので様子を見ていたのですが、しばらくすると翌日になっても痛みが引かなくなってきました。
そのうち「普通に歩くだけでもかかとが痛い…」と言いだしたので、とりあえず整形外科を受診することに。
病院でレントゲンを撮ってもらった結果、踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)との診断でした。
症状とネットでの情報からおそらくそうだろうとは思っていましたが、ほかに原因がある場合もあるのでやはりまずは病院で診てもらう必要はあると思います。
踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)とは
踵骨骨端症とは、別名シーバー病、セーバー病とも言われています。
踵骨(しょうこつ)とはかかとの骨のことです。
10歳前後の男児に多くみられるかかとの痛み。特に激しいスポーツをしている子供に多くみられ、発育期の子供の弱い踵骨骨端部に過度な運動などで負担がかかり、そこにアキレス腱の引っ張る力が加わることでかかとに炎症が起きてしまう。
踵骨骨端症の治療法は?
治療法としてはまずはとにかく安静に!ということで、しばらく激しい運動を控えることになりましたが、日常生活で歩かないというわけにはいきません。
今回受診した整形外科では、ヒールパッドなどを使ってかかとへの負担を軽減することを勧められました。
かかと痛対策おすすめサポーター3選
ということで、様々なかかとサポートグッズの中から実際に試して効果があった3つについてご紹介します!
それぞれのメリットを生かしながら用途によって使い分けています。
① Finoa ヒールパッド
病院で見本として見せてもらったものに近かったので、まず試してみたのがこちらのFinoa(フィノア) 男女兼用 インソール かかと用でした。
(一刻も早く使いたい息子に中身を奪われ、パッケージの写真しか残せず…)
中身はこんな感じのぷるぷるのジェルパッドです。
急ぎで使いたかったので実店舗にあったものの中からサイズ的に子供でも使えそうなものを選んだのですが、これが大当たり!!
本人いわく、このヒールパッドを靴に入れるだけでかかとの痛みがかなり少なくなったそうです。
この時は本当に「普通に歩くだけでも痛い」という時期だったので、このヒールパッドには本当に助けられました。
- フリーサイズでどんなサイズの靴にでも合わせやすい
- 出し入れが簡単なので1枚のパッドをいろんな靴で使いまわししやすい
- ジェルパッドに砂などがつきやすいが水洗いで簡単にキレイにできる
- 値段が手頃
などが、このヒールパッドの長所ではないでしょうか。
はじめはお試しで1セットのみ購入したので登校時に靴に入れていったパッドを学校で上履きに入れ替えて使っていましたが、小学生でも簡単に入れ替えられたのでよかったです。
1パックに両足分(2枚)入って、お値段が手頃なところも◎
すでに1ヶ月以上ほぼ毎日使用していますが、あまりへたっていないので耐久性もかなりありそうです。
ただ、普通に歩く分には問題ないようですが、激しい運動をすると靴の中でずれることがあるそうでそれだけは気になるようでした。
② ソルボ ヒールサポーター
「ずれにくくて靴を履いていなくても使えるサポーターのようなタイプが欲しい」という本人の要望により、次に試したのがこちらのSORBO(ソルボ)ヒールサポーター。
インソール(中敷き)でおなじみのソルボの衝撃吸収サポーターです。
ネイビーとホワイトがあり、ネイビーを購入しましたが黒に近い紺色です。
サポーターの内側のかかと部分に、衝撃を吸収する人工筋肉(!)「ソルボセイン」が装着されています。
- 靴をはかない室内などでもかかとを守れる
- 靴にインソールやパッドをいれずにすむ
- ソックスタイプで着脱しやすい
などがこのヒールサポーターの長所ではないでしょうか。かかとの痛みにもしっかりと効果があるようです。
洗濯についてはぬるま湯で手洗いするように注意書きがありますが、洗濯機で普通に洗濯しています。今の所問題ないので今後も洗濯機で洗うつもりです。
値段についてはあまり安くはないので、洗い替えも用意することなどを考えるともう少し値段が下がってくれると嬉しいです…。
足のサイズが21cmの息子はSサイズ(22.5〜24.5cm)で少し余裕があったので靴下の上からも履けています。
ただ、裸足で履いてもぶかぶかということはないのでサポーターだけでも問題なく使用できているようです。
③ DSIS ソルボ サッカージュニア
しばらく①のヒールパッドを使用したおかげで痛みも徐々に少なくなってきた頃、やはり運動(サッカー)をするには「ヒールパッドのズレが気になる…」ということで、インソール(中敷き)も試してみることにしました。
インソールといえばやはりソルボでしょ!ということで、②のヒールサポーターと同じくソルボセインが使われているソルボ サッカージュニアを選びました。
成長期のサッカープレーヤーにということでぴったりな商品です。
足裏が当たる部分は紺色で汚れが目立ちにくいのも嬉しいところですね。
裏側にはサイズ調整用のラインがあるので、必要なサイズにカットして使うことができます。
Jr-M(20.5〜21.5cm)を21.5cmのシューズに入れて使っていますが、先を少しカットして丁度良い感じでした。
かかとから土踏まずの部分までしっかりと衝撃吸収素材のソルボセインが支えてくれるので、痛みを気にせずプレーできているようです。
やはり運動中はズレが気にならないインソールが快適だったようで、早速追加注文も頼まれました。
少し納期はかかりますが、店頭よりかなり安く購入できるコチラで追加発注しましたよ♪
まとめ
踵骨骨端症と診断され当面運動禁止かと思われましたが、これらのサポートグッズのおかげで短期間の安静で日常生活や運動を楽しめるようになりました。
もちろんグッズだけではなく、かかとに重心がかかっていたりといった体の使い方のクセの見直しも同時に行いました。
子供にとっては1日でも元気に動き回れないのはツライもの…
かかと痛にお悩みの方はぜひ一度お試しください!!