おそらく20年くらい着続けているのでは…というPatagonia(パタゴニア)のフリースジャケット。
先日とうとうそのフリースジャケットのジッパーの持ち手部分がポッキリと折れてしまいました。
もうかなり古くなっていたので新しいモノを購入することを提案しましたが、持ち主本人はいたく気に入っているようで修理してでも着続けたいとのこと。。
そこでパタゴニアの修理サービスを利用してみたので、気になる費用や納期、サービス内容についてご紹介します。
ファスナー交換の一般的な金額は?
今回はフロントジッパーの持ち手部分の破損で、接続部分の金具が折れてしまっていたので素人が直すことは難しい状態でした。
「なんとか直せないかな?」といろいろ調べてはみましたが、どうやらファスナーごと交換が必要なようです…。
自宅周辺のいわゆる『街のお直しサービス』での修理料金を調べてみたところ、ジャケットのファスナー交換の場合6000円からとのことでした。
この時点で新品買ったほうが良くない?と思いましたが、現行モデルとはデザインが異なるとかなんとかだそうで。。
パタゴニアの修理サービスについて
そんな中、パタゴニアが修理サービスを行っているということを知り、早速公式サイトで調べてみました。
パタゴニアの修理(リペア)サービスとは
パタゴニアでは自社製品の修理やパーツ交換を受け付けています。
製品の仕様や修理内容によっては修理を受けられない場合もあるそうですが、破れ・溶け穴の補修、ボタン・ジッパーなどのパーツ交換、バッグの持ち手交換、袖・着丈詰めなどなど幅広い修理に対応しているようです。
パタゴニアの修理サービスのメリット
製造元なだけあって、できる限り元の製品と同じ素材や色で修理していただけるというのは最大のメリットではないでしょうか。
メーカーならではの仕上がり
公式サイトの修理例にもあるように、古いモデルだと全く同じというのは難しく類似色での対応となることもあるようですが、むしろなんだかかわいくないですか?
世界にひとつだけの製品となってますます愛着が湧いてしまいそうですね。
すごすぎる永久製品保証
また、パタゴニアの全ての製品には製品保証があるため、なんと修理内容によっては無料で行ってくれるものもあるのだとか!
公式サイトによると、糸ほつれ、パーツ交換など無料対応の項目もチラホラ…これはすごい!!
パタゴニアの修理サービスのデメリット
そんな素晴らしいパタゴニアの修理サービスですが、1点1点手作業で修理しているだけあって納期はかなりかかります。
修理依頼はお早めに
初期不良品などの修理は2週間ほどで対応していただけるようですが、通常修理の場合2〜3ヶ月ほどかかるのだとか。これはオフシーズン中の修理がおすすめですね。
修理品の受付はココ
修理品を鎌倉にあるパタゴニアリペアサービスへ送付するか直接持ち込むことによって修理を依頼できますが、送る際の送料と修理後の配送料(全国一律550円税込)は自己負担です。
また、カスタマーサービス(横浜市)、パタゴニア直営店、正規取扱店でも修理の依頼を受け付けています。
送料をかけずに修理を依頼する方法
パタゴニア直営店が近くにある方は直接持ち込むことで送料をかけずに修理依頼ができますが、直営店は全国に20数店舗…。近くにある方はラッキーですね。
しかし、直営店なんか近くにないよ!という方もまだ諦めてはいけません。正規取扱店でも修理依頼が可能なんです!!(ただし店舗への事前確認を忘れずに!)
今まであまり意識していなかったのですが、パタゴニアの正規取扱店って結構身近にあったりするので調べてみる価値ありです。よく行くショッピングモールに入っていたりもしますよ。
私の場合、運良く自転車圏内に正規取扱店があったので、店舗に電話確認したところパタゴニア製品の修理受付を行っているとのこと。
主婦としては出費は1円でも安く抑えたい!!ということで依頼品を持って早速お店へGO!
正規取扱店での修理の依頼
店舗にて修理箇所を伝えて、渡された用紙に連絡先等を記入し修理を依頼しました。ちなみに破損した金具も保管していたので念のためジャケットと一緒にお渡ししました。
金額についてはわからず
この時点では修理金額はわからなかったものの、金額にかかわらず修理を進めてよいかの確認がありました。どちらにしても修理は必要なので、そのまま進めてくださいとお願いして依頼終了。
配送料の自己負担はなし
受付店舗から依頼品をリペアサービスに送ってくれて、修理後に店舗に戻ってきたものを受け取りに行けば配送料の自己負担は一切なしとのことでした。これはありがたいですね。
なんと無料!?
依頼から約1週間後、受付店舗から修理内容と金額についての連絡がありました。
なんとなんと!破損したジッパー持ち手部分の修理は無料で行ってくれるとのこと!!
20年近く着ているので完全に経年劣化による破損なのですが、パタゴニアの永久製品保証は本物でした。すごすぎるよ、パタゴニア。
ただし、状態を確認したところフロントジッパー自体の劣化も見られるのでできればこちらも交換したほうがよいとのこと。これはもちろん有償です。
この時点でおおよその修理金額の案内もあり、どちらの修理内容でも納期は変わらないとのことだったのでこの機会にジッパー交換もお願いすることにしました。
気になる納期と金額は?
修理を依頼したのが、冬物としては最悪のタイミングの11月下旬。
そこから約2ヶ月後の1月下旬に修理完了の連絡をいただき、無事にフリースジャケットが戻ってきたのでした。
修理にかかった金額
今回のジッパー交換にかかった費用は4950円(税別)でした。(※2019年1月時の金額です。)
送料もかからずに済んだので、修理期間は長かったもののお得に修理できたのではないでしょうか?
ちなみに、私が修理を依頼したときにはありませんでしたが、今現在はパタゴニアアカウントを登録することで修理料金の割引(なんと20%OFF!)が受けられるそうです。
ますます修理を依頼しやすくなりそうですね。(羨ましい…)
修理の仕上がりは?
かなり古い製品だったのでどうかな?と思っていた仕上がりですが、言われないと絶対にわからないくらい完璧な仕上がりでした!
左右ポケットについているジッパーと比べても全く違和感ありません。
こんなオマケも
ちなみに修理品とともにこんなオマケも。
パタゴニアのステッカー。こういうちょっとした心遣いがファンを増やすんでしょうね。
修理に出すのは季節の終わりがベスト
これからさらに冷え込む2月前になんとか戻ってきてくれて助かりましたが、やはり修理はオフシーズンに依頼するのがベストですね。
使わない夏の間にかさばる冬物が2〜3ヶ月いなくなってくれるというのは、収納スペース的にもうれしいことではないでしょうか。
今後衣替えの際には忘れずに修理品がないかチェックしようと思います。
「新品よりもずっといい」
パタゴニアが行っている「worn wear」というリペアに関するプログラム。その中で掲げられている「BETTER THAN NEW(新品よりもずっといい)」というキャッチフレーズ。
モノの管理のわずらわしさからついついプチプラ商品を頻繁に買い換えていくような生活になってしまいがちですが、高品質なものを長く使う(しかも楽しみながら!)ことの大切さを改めて感じたのでした。
ただただ修理を安くすませようとしただけなのに、そこまで考えさせるパタゴニア…。やっぱり好きです!!