まだまだ税金で悩むほどの収入はないのですが、これから大きく稼ぐ(希望)にあたって「知らなくて損した!」ということは極力避けたい…!
ただ、税金や法律の本って開いただけで眠気に襲われてしまうんですよね。。
ということで、マンガで優しく税金について教えてくれる『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』(SANCTUARY BOOKS)を読んでみました!
元会社員でフリーランスを目指す専業主婦の私が「この本を読めばわかること」「この本のおすすめポイント」「こんな人にオススメしたい」などなどをご紹介します。
『フリーランス税本』について
『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』(以下『フリーランス税本』)は、正社員から漫画家になった新米フリーランスあんじゅ先生のリアルな体験をもとにしたマンガと、フリーランス・クリエイターに強い税理士大河内薫さんのわかりやすい解説で構成されています。
著者の漫画家・若林杏樹さんと税理士・大河内薫さんはお二人とも積極的にSNSを活用されている方で、私もTwitterでの発信でこの本を知りました。
税理士の大河内さんは芸術学部出身で、ご自身もYouTubeで発信されていたりと「日本一フリーランスに優しい税理士」として活躍されています。
漫画家の若林さんは新卒で超ホワイトな私立大学職員として働いたのち脱サラして漫画家になったそうで、本書を機に確定申告に挑む!ということで「フリーランス×税金」を語るにはぴったりなお二人のようです。
『フリーランス税本』で学べること
『フリーランス税本』は、以下の7章で構成されています。
2章 誰も教えてくれない税金の話
3章 リスクに備える!社会保険
4章 ぶっちゃけどうなの?経費と領収書
5章 いざ!確定申告
6章 もっと知りたい!節税&お得なテクニック
7章 実は得する?副業と確定申告
各章はマンガと詳しい解説(ぶっちゃけ情報などもアリ)がセットになっているので、とっても読みやすく理解しやすい内容になっていました◎
この本を読めば、フリーランスとして必要な税金や社会保険、経費、確定申告について一通りの基礎知識は学べる内容だと思います。
私自身は会社員時代に医療費控除や住宅ローン控除の申請で確定申告を行ったことがあったので税金についてもなんとなく理解しているような気になっていましたが、フリーランスに特化した内容のこの本から学べたことは多かったです。
特に会社員時代に全く関係なかった「事業税」については知識ゼロだったので、「役所判断で同じ職業でも課税されるときとされないときがある!」など知らないことが多く勉強になりました。
また、フリーランスが特に気になる経費や領収書についての章では「ファンクラブの会費は経費になるのか」などのおもしろい例での解説や、『経費迷うもの一覧表』では「経費として認められやすいもの」「経費として判断が分かれるもの」を具体例をあげて説明してあるので、経費について詳しく知りたい方にとってもオススメです。
存在自体が苦手な人が多い確定申告については、青色申告承認申請書の書き方から国税庁HPでの確定申告書入力方法まで詳しく説明されています。
メリットが多い青色申告に必要な会計ソフトについては、やよいの青色申告、マネーフォワードクラウド、freeeが紹介されていました。
こういったものをそれぞれの簡単な特徴とともに具体的にあげてもらえると、選択肢がしぼられて悩む時間が減るので大変助かります!
とにかく、この本1冊でフリーランスにとって必要な税金の知識は一通り学べるので、新米フリーランスの方やこれからフリーランスを目指す方、副業をしている(したい)会社員の方も読んで損はない内容だと思います。
ある程度税金の知識がある方やフリーランスとして確定申告を経験されている方にとっては物足りない内容かもしれませんが、いい意味で深すぎずまんべんなく学べる「初心者向けの教科書」という感じです。
納税は国民の義務なので「知らなかった」「忘れていた」で脱税なんてことにならないように、しっかり学んで子どもにも伝えていきたいです。
まとめ
- フリーランスになりたてで税金のことが全くわからない
- これからフリーランスを目指す会社員
- まわりにフリーランスの人がいない
- 副業をしている会社員
- 難しい本が苦手
- 確定申告とは売上がある証明=信用を証明することである
- 事業税は説明によっては非課税にできる可能性も
- 国保組合に加入すると国保より安くなる場合あり
- 確定申告の「答え合わせ」は数年後
- 経費に正解なし!経費=売上に貢献しているもの
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